オイル交換とは

エンジンオイル交換は最も有名で頻度の高いメンテナンスのひとつと言えます。エンジンを最適な状態で長く維持する為に不可欠なメンテナンスです。エンジンオイルが劣化すると、エンジンの焼き付きなどの原因ともなります。交換時期は化学合成油を使用した場合で3,000km、鉱物油を使用した場合は1,000〜1,500kmとなります。もちろんサーキット走行などを楽しんだ場合はもっと早めの交換が必要です。オイルは車種や使用用途に合った選び方が必要となります

BB FACTORYこだわりのポイント!

1. 注油口キャップの確認

作業を始める前に、注油口のキャップを開けて確認します。キャップが開かなくなっている場合には、事前に対処します。

2. エレメント交換作業はオイルを抜きながら行う

エンジンオイルを100%抜き切る事は無理ですが、全体の作業時間を短くしつつ、より多く古いオイルを抜くように、エレメントの作業などはオイルを抜きながら行います。

3. ボルトは順番に並べる

エレメント交換時のボルトは、長さが違う場合が多々あります。ボルトを外した順に並べる事で、間違えを防止し、迅速かつ正確に作業を行います。

4. パッキン類は全て新品を使用

オイル漏れを防ぐ為、パッキン類は全て新品を使用します。締めた時に潰れる事で真価を発揮する部品なので、すでに潰れている古いパッキンの再利用は危険。ドレンボルトのアルミパッキンは無料で交換いたします。(※一部車両除く ※フィルターOリング等除く)

5. トルク管理を徹底する

ボルトを締める際には、トルクレンチを使用し、ボルトや受け側が損傷するのを防ぎます。規定トルク不明車種等はボルトにアイマークにて対応しています。

6. 丁寧に清掃

作業後にはパーツクリーナーを使用しながら丁寧に清掃します。その後にエンジンをかける事で、にじみや漏れをチェックして防ぎます。

7. パッキンにオイルを馴染ませる

オイルエレメントフィルターを装着する際には、パッキンにオイルを塗ります。馴染ませる事で貼り付きを防止し、漏れも防ぎます。

8. オイルを確実に適量とする為にわけて注油

オイルの注油は、規定量よりも少なめから始めて、現状に合った量へ多少の増減をします。量り売りを用意し、端数まで規定量に合わせてもオイルが余らず、お得な交換を実現しています。

9.作業完了

タイヤ交換とは

タイヤはバイクを構成する部品の中でも、最も有名な物のひとつでしょう。バイクの「走る」「止まる」「曲がる」という全ての性能を最終的に地面に伝える重要な物。定期的に走っている場合は減りが目安となり、スリップサイン(溝の中で盛り上がっている部分)があるタイヤは、スリップサインが出て来たら交換時期です。タイヤが減って来ると、雨の日に大変滑りやすくなるので危険です。また、減って来るとパンクの原因にもなります。そして怖いのが古くなって「劣化」しているタイヤ。溝は残っていてもゴムが硬くなってしまうと、大変滑りやすくなります。硬くなったタイヤやひび割れたタイヤは交換が必要です。

BB FACTORYこだわりのポイント!

1. 保護フィルム・ウエスを使い傷を防止

タイヤを交換する際には、タイヤが装着されているホイールを脱着します。付随するパーツ類も脱着する事になるので、パーツや工具が当たる危険性の高い部分へ保護フィルムを貼って傷を防止します。特にリアタイヤの場合はチェーンをスイングアームにかける事になるので、スイングアーム左側をウエスを緩衝材にしてしっかりとガードします。

2. 左右両側へトレーを用意

左右のパーツやボルトを脱着する際には、必ずパーツの数だけトレーを用意します。左右のボルトなどが混在してしまうと、違う物と入れ替わってしまう危険性や作業が遅くなる可能性があるからです。正しい物を正しく早く作業する為に必ず行います。

3. ホイールの錆落としをします

特にチューブタイヤの場合、錆がパンクの原因となるので真鍮ブラシなどを使用して錆を落とします。チューブと接触する部分の錆はチューブを傷付けパンクさせるのです。また、スポーク装着部の突起部分に被せるリムテープを傷付ける危険性もあり、リムテープが切れるとやはりパンクしてしまいます。チューブレスタイヤの場合も、タイヤと接する部分が錆びてしまうとエアーが抜ける原因となるので、錆を落とします。

4. ビードワックス落としとエアー漏れの確認

タイヤのビード(ホイールと接する部分)へワックスを塗って組み込むので、奇麗に仕上げる為に洗剤を吹きかけてワックスを落とします。この時にビード部からエアー漏れがないか(チューブタイヤの場合はチューブの破損がないか)を確認します。

5. 貼りウエイトでホイールバランスを調整

ホイールバランサーを使用してホイールバランスを測定し、調整します。調整に使用するウエイトは純正ウエイトではなく貼るタイプとしています。純正ウエイトは打ち込み式なので、ホイールを傷付けてしまうからです。純正ウエイトを使用していたホイールはウエイトを外すと跡が残ってしまうので、ご要望によってはそのまま追加で貼る事も可能です。ただし、ウエイトの量が増えてしまうので、性能としてはオススメできない見た目重視の手法となります。ホイールをより奇麗な状態で最適化するべく、努力しています。(※125cc以上のスクーターなど構造上調整できないタイヤがございます)

6. アクスルシャフトをメンテナンス

ホイールと車体をつなげているアクスルシャフトに錆やホコリの蓄積があると、燃費の悪化やパワーのロスを招きます。そこでクリーニングをした上で錆があった場合は軽く削って錆を落とします。その上でグリスを塗り、動きを良くしておきます。グリスを塗る場合も、指を使用してグリスの厚みを均一にして一カ所に負担がかからないようにしています。

7. チェーンの張りを調整

リアアクスルシャフトナットを締める前に、チェーンの張りを調整します。チェーンの弛み過ぎは外れる危険性がありますし、張り過ぎはチェーンを切る危険があります。

8. トルクレンチを使用してトルク管理

オイルの注油は、規定量よりも少なめから始めて、現状に合った量へ多少の増減をします。量り売りを用意し、端数まで規定量に合わせてもオイルが余らず、お得な交換を実現しています。

9. お客様の目の前で締付け確認

安心安全にオートバイに乗って頂くため、お客様と一緒にブレーキキャリパーのボルトをトルクレンチを使って締付け確認を行います。

10.作業完了